Windows Server 2025 / 標準・運用チェックポイントと復元の注意点

標準チェックポイントはVMのメモリ状態を保存し、運用チェックポイントは対応するゲストの整合性を利用してメモリを保存せず取得します。どちらも同じ保存装置の独立バックアップを代替しません。

保存される状態とフォールバックを比べる

項目 標準 運用
動作中メモリ 保存する 保存しない
整合性 分散アプリなどは注意 Windows VSSや対応するLinux凍結を利用
復元後 保存時の実行状態へ戻れる 復元データから起動
失敗時 別の整合性方式ではない Production設定は標準へ戻る場合がある

チェックポイントの説明で対応条件を確認します。ProductionOnlyは標準へのフォールバックを拒否する指定です。実際に何が取得されたかを確認し、ADやDB全般への整合性保証としないでください。

独立したVMで標準を試す

ワークグループのHVTEST01だけを使います。DC1、DC2、FS1では行いません。ホストの空きを確認し、バックアップと重ならないようにします。

  1. checkpoint-lab.txtへAを保存し、メモ帳で未保存の一文を追加して開いておきます。
  2. ホストのVM設定で標準を選び、Lab-Standard-Beforeを作ります。
  3. ゲストでBを保存し、メモ帳を閉じます。

必要なデータや秘密は使わず、VM、チェックポイント、時刻、目的を記録します。

後からの変更を失う範囲を確認して適用する

  1. 現在のゲストと保存済みBを確認します。
  2. Lab-Standard-Beforeの適用を選び、現在状態を追加保存するかの説明を読みます。
  3. 戻ったメモ帳と未保存の一文を確認し、ディスク上のAと実行中の状態を分けます。

直接適用すると後の変更を失う可能性があります。別のチェックポイントを残せば新しい連鎖が増えます。古いトークンや外部接続は、ローカル状態が過去に戻っても有効とは限りません。

運用のみの取得で違いを確認する

Aを保存し直し、未保存の一文を開いた状態でHV1から実行します。

Set-VM -Name 'HVTEST01' -CheckpointType ProductionOnly
Checkpoint-VM -Name 'HVTEST01' -SnapshotName 'Lab-Production-Before'
Get-VMCheckpoint -VMName 'HVTEST01' | Select-Object Name,CreationTime,SnapshotType

失敗ならゲストのバックアップ統合、VSS、イベントを調べます。標準へ変えると比較条件が変わります。成功後にBを保存し、運用チェックポイントを適用して起動します。保存済みAと、以前の未保存実行状態が戻らないことを比較します。

観察した結果と条件を記録します。一つの実習が本番アプリや外部システム全体の保証になるわけではありません。

Hyper-Vで削除とマージを行う

チェックポイントの削除は復元点を消して差分をマージする操作で、過去の適用とは異なります。エクスプローラーでAVHDXを直接削除しません。

  1. 残す対象とVMを確認します。
  2. Hyper-Vで実習のチェックポイントだけを削除します。
  3. 空き容量とマージ完了を確認します。
  4. VMの起動と現在ファイルの読み取りを確認します。

長期保持は容量と回復を複雑にします。目的と期限を決め、独立バックアップを維持し、元のチェックポイント設定へ戻してください。