Windows Server 2025 / コンピューター名・固定IP・DNS・時刻を設定する

Windows Server 2025は、役割を追加する前に名前、固定IP、DNS、時刻を整えます。特にドメイン参加後は内部DNSが必要で、通信が切れる可能性がある変更はコンソールから行うと復旧しやすくなります。

変更前の構成を記録する

実習ではDC1を172.24.50.10、DC2を.11、FS1を.20とします。VPNや既存LANと範囲が重複しないことを確認してください。まず現在の設定を取得します。

hostname
Get-NetAdapter
Get-NetIPConfiguration
Get-DnsClientServerAddress -AddressFamily IPv4
Get-TimeZone

アダプター名とインデックス、IP、プレフィックス、ゲートウェイ、DNS、タイムゾーンを控えます。複数NICがあるときは実習用スイッチに接続したものを特定し、遠隔操作中ならコンソールを先に確保します。

コンピューター名を決めて再起動する

GUIではサーバーマネージャーの「ローカルサーバー」からコンピューター名を変更します。CoreではSConfigを使えます。新しいメンバーサーバーをFS1にするPowerShellの例は次の通りです。

Rename-Computer -NewName 'FS1'
Restart-Computer

再起動は実行中の作業に影響するため保存してから行い、戻ったらhostnameで確認します。ドメインコントローラーは昇格前に最終名を決めます。この簡単な変更手順を、昇格済みのDCへそのまま適用しないでください。

IPv4の固定設定を行う

  1. ncpa.cplを実行し、対象のアダプターのプロパティを開きます。
  2. IPv4のプロパティでFS1なら172.24.50.20、マスク255.255.255.0を入力します。
  3. 同一セグメント内だけでルーターがなければゲートウェイを空欄にします。外部通信には実在するルーターやNATを指定します。
  4. DNSを構築段階に合わせて指定し、適用後にGet-NetIPConfigurationで照合します。

応答のないpingだけでは未使用IPと断定できません。ICMPが拒否されることもあるため割り当て記録を確認します。PowerShellで追加する場合はNew-NetIPAddressの条件も確認し、既存アドレスやルートを無差別に削除しないようにします。

DNSを構築段階に合わせる

段階 指定するDNS
内部DNS導入前 外部通信があるなら承認されたリゾルバー。完全隔離なら外部解決は利用できません
DC1でAD DSとDNSが稼働 FS1とCLIENT1は172.24.50.10を使用
DC2導入・複製確認後 稼働する内部DNS二台の利用を検討

パブリックDNSはad.example.testのDCを探せません。ドメイン端末へ外部DNSを混ぜるのではなく、内部DNSのフォワーダーと外部への通信を構成します。アドレスの入力とDNSサービスの稼働は別です。

タイムゾーンと時刻同期を分けて確認する

日本時間の実習例です。他の地域では実際の所在地に対応するIDを選びます。タイムゾーンが同じでも実時刻がずれていることはあります。

Set-TimeZone -Id 'Tokyo Standard Time'
Get-Date
w32tm /query /status
w32tm /query /source

ドメインメンバーには時刻同期の階層があります。Windows Timeサービスの仕組みを確認し、すべての端末へ別々の外部時刻源を強制しないでください。接続に失敗したらコンソールで控えた値と比較し、同じ接続先・同じ問い合わせで再確認します。