Windows Server 2025 / FSRMでクォータとファイルスクリーンを設定する

File Server Resource Manager(FSRM)はフォルダーのクォータとファイル名パターンによる制限を管理します。専用の空フォルダーで試し、アクセス拒否、容量超過、スクリーンによる拒否を区別します。

NTFSと専用フォルダーを準備する

FS1に空のD:\QuotaLabとD:\ScreenLabを作ります。部署の既存データへ突然制限をかけません。FSRMのReFS制限はサポート・障害対応の説明で確認し、先にファイルシステムを調べます。

Get-Volume -DriveLetter D | Select-Object DriveLetter,FileSystem
Install-WindowsFeature FS-Resource-Manager -IncludeManagementTools
Get-Service SrmSvc

管理者PowerShellで機能を導入し、fsrm.mscを開きます。役割を追加してもフォルダーの書き込み権は付かないため、まずローカルで保存できるアカウントを使います。

50MBのハードクォータを適用する

  1. クォータ管理のテンプレートでLab-50MBを作ります。
  2. 上限50MBのハードクォータを指定します。
  3. D:\QuotaLab一つへテンプレートからクォータを作ります。子ごとの自動適用は選びません。
  4. パス、上限、現在の使用量を確認します。

ハードは超過保存を拒否し、ソフトは監視しても保存を許します。これはユーザー単位のNTFSディスククォータと別です。クォータ作成の説明を確認し、本番では既存使用量、増加、保持、通知も検討します。

上限の前後で保存を比較する

空きと同名ファイルがないことを確認し、限定したフォルダーで30MiBずつの二つのファイルを作ります。

$sampleBytes = New-Object byte[] (30MB)
[System.IO.File]::WriteAllBytes('D:\QuotaLab\first.bin',$sampleBytes)
[System.IO.File]::WriteAllBytes('D:\QuotaLab\second.bin',$sampleBytes)

50MBのハード制限では一つ目の成功と二つ目の拒否を、エラーとFSRM使用量で確認します。両方失敗するならパス、権限、物理容量を調べます。失敗時に部分ファイルが残っていないかも確認します。

ソフトへ変える比較では上限超過を許すことを確認し、実習設定へ戻します。通知は構成したものだけが動き、クォータ追加だけでメール送信が使えるわけではありません。

無害な名前パターンを制限する

  1. LabBlockedというファイルグループへ*.labblockedを登録します。
  2. D:\ScreenLabへアクティブなファイルスクリーンを作り、LabBlockedを指定します。
  3. normal.txtは保存でき、sample.labblockedは拒否されることを確認します。
  4. パッシブへ変えると保存を許すことと、構成済み通知を比較して元へ戻します。

ファイルスクリーンの説明を参照します。実マルウェアや実行ファイルは不要です。名前による制限は内容を調べるウイルス対策ではなく、拡張子変更や一時名を使うアプリは別に検討します。

テストの規則だけを整理する

保存失敗をすべて権限と判断せず、FSRM、使用量、NTFS、物理容量、イベントを照合します。ローカル管理者と一般ユーザーのSMB試験も別です。

終了時は該当クォータとスクリーンだけを外し、通常保存を確認してテストファイルを整理します。テンプレートやグループの削除前は他の参照を確認し、実習変更を運用フォルダーへ伝播させないでください。