Windows Server 2025 / VMをエクスポート・インポートして復旧を検証する
Hyper-VのエクスポートはVM構成、仮想ディスク、必要なチェックポイントをまとめます。取り込み方式でVM IDと保存先は変わりますが、Windows名、IP、ドメインID、保持計画は別に管理する必要があります。
エクスポートとバックアップ運用を分ける
ファイル一式があるだけでは、定期取得、複数版、整合性検査、失敗通知、独立保存、アプリ整合性は備わりません。公式のエクスポート・インポートは複数のVM状態を扱いますが、ここでは独立したHVTEST01を正常終了して試します。
チェックポイントとマージの状態を確認します。同じホスト上の一時転送先はそのホスト故障に弱いため、保護された保存先と区別します。
一意のフォルダーへ書き出す
- HVTEST01がOffであることを確認します。
- 保存先の空きと書き込み権を確認します。
- Hyper-Vのエクスポートで新しい保存先を指定します。
- 完了後にvmcx、仮想ディスク、必要なチェックポイントを確認します。
$vm = Get-VM -Name 'HVTEST01' -ErrorAction Stop
if ($vm.State -ne 'Off') { throw 'Shut down the guest before this lab export' }
$exportRoot = Read-Host 'Existing folder for exports'
if (-not (Test-Path -LiteralPath $exportRoot -PathType Container)) { throw 'Export root not found' }
$exportFolder = Join-Path $exportRoot ('HVTEST01-' + (Get-Date -Format 'yyyyMMdd-HHmmss') + '-' + ([guid]::NewGuid().ToString('N').Substring(0,6)))
New-Item -ItemType Directory -Path $exportFolder | Out-Null
Export-VM -Name 'HVTEST01' -Path $exportFolder
Get-ChildItem -LiteralPath $exportFolder -Recurse -File | Select-Object FullName,Length
代替コマンドは実在するルートから実行ごとの保存先を作ります。VHDXだけのコピーでは構成と連鎖を欠く場合があります。転送時はファイル一覧、サイズ、必要ならハッシュも比較します。
取り込み方式とIDを選ぶ
| 方式 | ID | ファイル |
|---|---|---|
| その場で登録 | 元のID | 現在位置をそのまま使用 |
| 復元 | 元のID | 指定先へコピー |
| コピー | 新しいID | 別の場所へコピーして登録 |
同じホストへ元と同じIDは重複登録できません。元を残して試すならコピーを選びます。その場で登録したフォルダーは稼働ファイルの保存先になるため、後で一時フォルダーとして消さないでください。構成版、資源、ネットワーク、パスの互換性も確認します。
ネットワークを外したコピーで確認する
- 取り込みウィザードで対象を確認し、新しいIDのコピーを選びます。
- 構成、ディスク、チェックポイントに別保存先を指定します。
- 互換性を確認し、表示名をHVTEST01-Copyへ変えます。
- NICを未接続にしてから起動し、OSとテストファイルを確認します。
表示名やHyper-V IDが変わってもWindows名、固定IP、ドメインアカウントは変わりません。両方を同じネットワークへつなぐと競合します。独立ゲストでも接続前に別途識別情報を整えます。DC追加や本番複製の近道にせず、汎用イメージには対応するSysprepなどの手順を使います。
回復結果と保持を記録する
OS、ファイル、サービス、確認方法、取得時点、元ID、構成版を記録します。起動しただけで全アプリの復旧とはせず、RPOとRTO、保護、保持、失敗通知、定期的な隔離復元を決めます。
整理は試験コピーだけを停止し、元・書き出し・コピーの各パスを比較してから行います。VM登録の削除と、残すべきバックアップファイルの削除を一度に行わないでください。




