Windows Server 2025 / Hyper-V仮想スイッチの種類と接続範囲を選ぶ

Hyper-Vの仮想スイッチはVMが通信できる範囲を決めます。外部は物理ネットワーク、内部はVMとホスト、プライベートは同じホストのVM間を基本とし、隔離と管理の必要性で選びます。

三つのスイッチを比較する

種類 基本範囲 用途例
外部 物理NICにつながるネットワーク 承認済みLANへの接続
内部 VMとホストOS ホストから実習環境の管理
プライベート 同一ホストのVM間 隔離したDHCP・AD実習

内部・プライベートを作ってもDHCPやインターネットは自動で提供されません。内部スイッチのNATは別設計です。この例は外部経路のないプライベートを作ります。スイッチ作成の公式手順を確認します。

既存接続とアドレスを記録する

Lab-Privateを新規作成し、後でHVTEST01を接続します。動作中のDC1やFS1を、名前が違うという理由で移さないでください。DNSや管理通信が切れるおそれがあります。

同じ172.24.50.0/24でも、違うスイッチは別ネットワークです。LANとVPNの重複を確認し、ホストとのIP通信が必要なら内部を選んでホスト側NICも設計します。外部スイッチは既存IP、ゲートウェイ、VLAN、管理経路を先に記録します。

プライベートスイッチを作成する

  1. Hyper-VマネージャーでHV1を選び、仮想スイッチマネージャーを開きます。
  2. プライベートを選んで新規作成します。
  3. Lab-Privateと名付け、隔離の用途を説明へ残します。
  4. 適用して名前と種類を確認します。

管理者PowerShellでの代替です。同名がある場合は上書きせず止めます。

if (Get-VMSwitch -Name 'Lab-Private' -ErrorAction SilentlyContinue) {
    throw 'A switch with this name already exists. Review it first.'
}
New-VMSwitch -Name 'Lab-Private' -SwitchType Private
Get-VMSwitch -Name 'Lab-Private' | Select-Object Name,SwitchType

VMの接続とゲスト設定を別に確認する

HVTEST01作成後、対象NICにLab-Privateを指定します。接続しただけでゲストのIPは設定されません。ゲストのipconfig /allで値を確認し、同じスイッチの相手へ一意の固定IPか意図したDHCPで接続します。

プライベートのゲストへホストから直接届かないのは設計通りの場合があります。VMConnectはそのIP通信とは別です。pingの後は必要なサービスのポートと名前を別に確認します。

症状を設計と照合する

症状 確認
169.254 DHCPの有無と有効スコープ
VM間で失敗 スイッチ、マスク、IP、VLAN、規則
ホストだけ失敗 内部とプライベートの違い
外部だけ失敗 実ルーター、NAT、ゲートウェイ

VLANは経路全体で計画するときだけ設定します。スイッチを削除する前は接続VMと必要性を調べ、関係のないスイッチやホストNICを一緒に削除しないでください。